聞き慣れないガタガタガタという大きな音がしたあと「センタッキコワレター!ドウシヨー!」と彼女が発狂。洗濯機の修理費用なんてわかりませんからネットで調べたんです。するとハッキリとした金額は出ないものの、どうやら安くは済まなそう。新しいの買った方がいいかも。
「この洗濯機いつから使ってるの?」
「6ネンとか7ネンカナ」
「買った時いくら位したの?」
「オミセデハタライテタトキオキャクサンカッテクレタ。イクラカワカラナイ。」
「そっか。」
なんて会話の流れから何となく気になったので他にお客さんから買ってもらったものをきいてみたんです。すると出るわ出るわ。テレビ2台、エアコン2機、冷蔵庫、ノートパソコン、掃除機、炊飯器、テーブルやイス、ソファー。今ある家具や家電そのほとんどが当時働いていたロシアンパブのお客さんに買ってもらった物だったのです。ビックリしたのと同時に随分お金持ちな人がいるもんだなぁと感心しましたが、どうやらいろいろなお客さんに買ってもらっていたようで細かく覚えていました。ノートパソコンは壊れているもののその他は未だに使ってますので大切にしてきたのだと思います。
冗談で「洗濯機も当時のお客さんに買ってもらったら?」と言ったところ「ナニイッテル!オトコラシクナイ!」と怒られてしまいました。僕としては近々クルマのブレーキパッドを変えなきゃいけないこともあり洗濯機購入という余計な出費は避けたいところ…。何とかならないものかと洗濯物を取り出して洗濯機を揺すったりしていると何かがハマる様な音が。もしかしたらと思いスイッチを入れると無事に動いたのでした。原因は内側の層?が外れていたよう。とりあえず一安心。
しかし異性にアレやコレや買ってもらえるっていうのは女性が羨ましく思えます。男性の場合ホストクラブで働いたり、最近耳にする「ママ活」でもしないとって感じですよね。残念ながらそんな年でも無くなったし、そんな才能も持ちあわせていませんが…。
兎にも角にも彼女の当時のお客さんには何か申し訳ない気持ちもあり複雑なのですが、家具も家電も大切に一緒に使わせていただきます。ありがとうございます。