彼女、在留カード失くしたってよ

先週なんですけど彼女が財布失くしまして。説明を聞いていると外で落としたかもしれないし、家の中で無くなったかもしれないみたいな状況で。彼女の誕生日に僕がプレゼントした財布なんですよ。結構いいヤツ…。まぁショックと怒りが半々くらいあったんですけどとりあえず2人で家の中を捜索することになったんです。僕が探す前に彼女も当然探しているので、僕はまぁそんな所に無いだろうみたいな所を重点に探していったんです。冷蔵庫の裏とか洗濯機の中とか。2時間位ですかね。無いんですよ。これは外で落としたか泥棒だと思ったので翌日交番に行ったんです。

対応してくれたお巡りさんがやる気あるんだか無いんだか。状況を説明すると財布が無くなった日とされる日から僕達が家の中のあちこちに触っているから盗みとしての捜査はできないとか意味不明。挙げ句の果てにはカタコトの彼女に代わって僕が分かりやすく説明するも「あんたに聞いていない。」と…。イラっとしたので思わず悪態をついてしまいました。結局財布の中に入っていたものと財布の特徴を話し遺失届という形で処理してもらいました。

彼女は過去に日本人男性と3年以上結婚していたことがあって、その後も日本に1年以上いますので永住者在留資格、いわゆる「永住権」を持っているんですね。彼女の様な一般永住者や3ヶ月以上日本に滞在する外国人は「在留カード」というものが発行されるのです。この在留カードは常に携帯することを義務付けられていて、万が一警察に職務質問された時など提示ができなければ不法滞在を疑われてしまうんです。彼女の場合、この在留カードも財布に入っていたのでタチが悪い。再交付するには無くしたと気付いた時点から14日以内に必要書類等を揃え、入国管理局へ申請しなければいけないらしいのです(※詳細は法務省ページでご確認ください)。

交付されるまでに提示を求められた場合はどうしたらいいのかお巡りさんにきくとアルファベットと数字の書かれたメモを渡され、これとパスポートを提示するように指示されました。恐らくメモの方は警察に紛失届けが出ているということがわかるようになっているのでしょう。

外国人女性とお付き合いしていると財布を無くしただけで、こんな面倒くさいこともあるんだなぁと改めて実感。さらに翌日、仕事でバタバタしながらも日本語が読めない彼女に代わって僕が法務省のページやらで必要書類を調べないといけなくなりました。2週間という限られた時間の中で銀行にキャッシュカードを紛失した旨連絡させなきゃとか、保険証が無い間病院に行くことになったらどうしようかなとか彼女よりも僕の方が軽くパニックになっていたところ一通のLINEが届きます。

彼女からです。写真です。無くなったはずの財布の写真…。「ファッ!?」急いで電話をかけると彼女が笑っています。「ゴメン。サイフアッタ。」なんでも、最近チビが財布から小銭を出して遊ぶようになったので手の届かない所へ隠したのだとか。それを自分も忘れていて思い出したのだと。キッチンにある棚。透明ガラス扉の中、食器の上に堂々と置いてあったそうです。そこは普通に探せば見つかる場所だろうと…。呆れてしまい怒る気力もありませんでした。とりあえずは無事に見つかってよかった。解決したので書かせていただきました。

交番に遺失届の取り下げと謝りに行ったのは言うまでもありません…。

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