ロシア人女性のファッション事情

ロシアやウクライナの女性のファッション、格好というと皆さんはどんなイメージをお持ちでしょうか。日本でモデルとしても活躍している女性も多いことから、ゴージャスなアクセサリーとブランド物の洋服でお洒落なイメージが強いのではないかと思います。さて実際はどうでしょうか。

日本人女性の方がオシャレ?

お店では華やかなドレスを身に纏うロシアンパブで働く女性も、私服は意外と地味であることが多いです。冬であればジーンズにダウンジャケットなどのスタイルもよく見ます。スタイルの良さからTシャツにジーンズでもカッコ良く、何を着ても似合うことが多いのです。しかし洋服だけを見てみると、普段日本人女性と接することの多い日本人男性には違和感を感じる事もあるかもしれません。例えば彼女達の間では毛皮のロングコートが一種のステータスとなっている部分があるようですが、日本ではバブル期には見た毛皮スタイルも最近は中々いませんよね。日本ではリアルファーの毛皮コートの価値がだいぶ下がっているという話も聞きます。僕はお付き合いして来た東欧女性で真冬に毛皮のコートを来た女性には、日本ではそのスタイルは少し古い事を伝え着用するのを控えてもらっています。着なくなったコートを日本で希望額で売ることができずショックを受けている姿も見たことがあります。言い方を変えると日本人女性の着ている洋服を外国人女性に着せてもカッコよく見えるかもしれませんが、外国人女性の着ている洋服を日本人女性に着せるとダサく見えるかもしれません。そもそも日本人女性とは価値観が異なり彼女達も日本人女性のことをオシャレだとは特別思っていないようです。また、東欧の女性は私服でミニスカートはあまり着用しません。カワイイよりはカッコいい、もしくはセクシー、普段着なら着心地や動きやすさというところに重点を置いているような気もします。

来日で急激にオシャレになる

東欧の女性たちも当然オシャレをするのが大好きなのですが、ロシアやウクライナに住んでいる頃は金銭的余裕からもあまり洋服などにお金を使うことを許されない環境で過ごしていた人が多いです。来日の大半の理由がお金を稼ぐためですので、日本に来て少し余裕が出ると洋服やアクセサリーや美容にお金を使います。「日本に無いものはない」という彼女達の言葉の通りで洋服ショップが集まる東京は特に魅力的に映るのでしょう。とはいっても高級ブランドを自ら買うことはほとんどせずZARAやH&M、GAPなど外資系のファストブランド店をよく利用します。またUNIQLOは母国の家族などに喜ばれるのでお土産としても重宝します。在日期間が長く日本での生活に馴染むほどお洒落になっていくのがわかります。

ベタなメジャーブランドしか知らない?

ルイ・ヴィトン、エルメス、シャネル、アルマーニ、他。メジャーなベタなトップブランドしか知らない女性がほとんどです。腕時計ならロレックスやフランク・ミュラーは知っていてもパテックフィリップやオーデマピゲと言われても「???」な女性が多いでしょう。洋服のブランド名を数多く挙げる対決がもし日本人女性とロシア人女性であるならば日本人女性の圧勝です。全身ブランドで着飾るロシア人やウクライナ人がたまにいますが、そういう人はプレゼントされた可能性が高くお金持ちの彼氏か旦那さんがいるといっていいでしょう。当然ですが来日前に高級ブランド品を持っている東欧女性はほとんどいません。

アクセサリーは金しか興味が無い?

シルバーアクセサリーは好まず、プラチナよりもゴールドを好む女性が多いです。ゴージャスで派手にというのは20代以降の彼女達に意識としてあるのかもしれません。当然ダイヤモンドを中心に宝石も大好きです。男性側からすると痛い話です。アクセサリーをプレゼントする時はなるべく「ここぞ」という時のみにしておきたいところです。

指輪に関してですが、結婚指輪は日本では左手薬指にするのがスタンダードですがロシアなどでは右手薬指です。ただし、結婚していない女性でも右手薬指に指輪をしているケースも日本同様にありますので一概に決めつけることはできません。

下着に東欧の女性の共通点あり

下着は100%Tバックもしくは、ヒモパンと呼ばれる過激なデザインのものが多いです。男性の為というのはメインの理由では無く、先述の通りパンツルックが多いのでパンティラインが透けて見えない様にというのも理由の一つらしいです。あとは皆さん共通して赤の上下は1セットは持っています。僕は日本人女性の赤い下着は苦手だったのですが外国人女性はしっくりくるというか、やはり似合っているのではじめて良さを理解することができました。

傾向と対策カテゴリの最新記事